三重の松阪商生、はにわ館など案内 台湾の姉妹校生徒31人と交流
三重県松阪市豊原町の県立松阪商業高校(西根正子校長、470人)の国際ビジネス学科の2年生33人は16~18日の3日間、姉妹校提携協定を締結している台湾・新北市立三重高級商工職業学校(三重商工)の生徒31人と松商や市内などで交流。18日午前は、松商生の案内で外五曲町の市文化財センターはにわ館や松坂城跡を班別に見学した。 三重商工は、新北市三重区にある商業・工業系学科の市立高校。2017(平成29)年度から三重県の教育旅行の受け入れで松商を訪れるなどして交流し19(同31)年2月に協定を締結。両校生徒の往来とともに、コロナ禍を含めズームなどで国際交流してきた。 今回、三重商工生は教員5人と15日に来日。両校生徒は16日に内宮を参拝しておかげ横丁を散策、17日は松商で他の生徒も加わる中で歓迎会があり、ギターや茶道体験などを通じて触れ合った。18日は午前10時ごろからはにわ館を訪れ、8月に国宝になった船形埴輪(はにわ)をはじめとする「三重県宝塚一号墳出土埴輪」などを、松商生がスマートフォンの音声翻訳アプリを使うなどして案内した。 2年のトー・チフ君は 日本語で「松商のみんなは心が温かく、優しい心や日本の文化に触れてうれしかった」と話して感謝。船形埴輪については「とても大きくてアニメに出てくるもののようにきれいだった」と話した。 濵口陽菜さんと一志七海さんは「ズームやインスタグラムで交流してきましたが、きょうは実際に会うことができてうれしかった。古墳や埴輪の説明もアプリでできたので良かった」と笑顔で話した。 来年2月には松商1、2年生が三重商工を訪問する予定。