キノコ採りの75歳男性が行方不明 一緒に入山した弟「無事でいて」 キノコ採り遭難相次ぐ 9月末から6件発生、2人死亡
長野県松本市の山林でキノコ採りをしていた75歳の男性が行方不明となっていて、10日、警察や消防が捜索しましたが、発見できませんでした。一緒に入山していた弟は「無事でいてほしい」と話しています。
急な斜面を捜索する警察官や消防隊員。松本市入山辺の山林では、9日からキノコ採りをしていた75歳の男性が行方不明となっています。10日、朝6時半ごろから約30人態勢で捜索が行われました。 警察によりますと男性は、9日朝に弟と2人で山林に入り、別々の場所で「ハナイグチ」を採っていましたが、その後、姿が見えなくなったということです。
一緒にキノコ採りしていた弟: 「車へ戻ったんじゃないかと思って慌ててこっちまで帰ってきたけどいないので、何回か奥まで行ったり沢筋、下へ降りていって結構探したつもりだけど見つからなかった。無事でいてくれれば、本当にそれに越したことはない」 弟によりますと、男性は携帯電話や食料などは持っていなかったということです。 午後3時ころまで捜索を行いましたが発見には至らず、11日も規模を縮小して捜索します。 秋のキノコの時期を迎え、県内では9月末からキノコ採りの遭難が6件発生、2人が死亡しています。 警察はキノコ採りの際は「携帯電話やヘッドライトを携行すること」、「複数人で声が届く範囲で行動すること」などを呼びかけています。
長野放送