【MotoGP】ホンダ、マルケス後任にMoto2アルデゲル起用の噂を否定。候補はディ・ジャンアントニオ、マリーニそしてまさかのポル・エスパルガロ?
マルク・マルケスが今季限りで離脱するため、その後任となるライダー探しに迫られているホンダだが、現在Moto2に参戦しているフェルミン・アルデゲルは候補に入っていないことが分かった。 【リザルト】MotoGP第18戦マレーシアGP プラクティス結果 10月にマルケスがホンダ離脱を発表して以来、誰が後任となるかは注目を集めてきた。第17戦タイGP終了時点では、現グレシーニのファビオ・ディ・ジャンアントニオが有力と見られていたが、その後はMoto2クラスのフェルミン・アルデゲルを狙っているという憶測なども浮上した。 第18戦マレーシアGP時点でホンダはまだ後任を発表していないが、噂されているようにMoto2からアルデゲルを引っ張ってくるようなことは、検討されていないようだ。 ホンダのチームマネージャーであるアルベルト・プーチは、DAZNに対し以下のように語った。 「候補者はあまり多くない。それは皆も知っているだろう。我々は他のカテゴリーは考慮していないし、原則として考えられないんだ」 「(アルデゲルの噂が)何処からきたのか私も分からない」 「昨日、彼のマネージャーと話をしたが、噂が何処から出たのか聞いても、マネージャーも分かっていないようだった。(アルデゲルは)素晴らしいライダーで、彼には多くの可能性がある。しかしそれは来年のMotoGPではない」 プーチは最終戦バレンシアGP後にテストが控えていることもあり、決断まであまリ余裕がないことを認めている。 そして候補者については、ディ・ジャンアントニオ、ルカ・マリーニ(VR46)、ポル・エスパルガロ(GASGAS)の3人の名前を挙げた。 プーチはそれぞれの候補について、ディ・ジャンアントニオについては選択肢のひとつであるが唯一ではないとし、マリーニに関してはVR46との関係が主な障害になっていると述べた。 また、2022年までレプソル・ホンダに所属していたエスパルガロについても、復帰する可能性があると話した。エスパルガロは今年GASGASに移籍。KTM陣営に復帰する形となったが、ペドロ・アコスタの最高峰クラス昇格に伴ってシートを明け渡さなくてはならず、来季はテストライダーを務める予定となっている。
Rubén Carballo Rosa