パリ五輪レスリングの金メダリストは、オメガを自腹買い!──特集「これが私の一生モノ時計」
パリ五輪の金メダリストからファッション業界人まで各界の時計好きが愛用している一生モノを公開。パリ五輪のレスリングで金メダルを獲得した4人は、オメガを自腹買いした。 【写真を見る】金メダリストの自腹オメガをチェック!
金メダリストが選んだ正真正銘の一生モノ時計
清岡幸大郎 レスリング選手 2001年生まれ、高知県出身。パリ五輪男子フリースタイル65kg級で金メダルを獲得。三恵海運所属。 日下 尚 レスリング選手 2000年生まれ、香川県出身。パリ五輪男子グレコローマンスタイル77kg級で金メダルを獲得。三恵海運所属。 樋口 黎 レスリング選手 1996年生まれ、大阪府出身。パリ五輪男子フリースタイル57kg級で金メダルを獲得。ミキハウス所属。 文田健一郎 レスリング選手 1995年生まれ、山梨県出身。パリ五輪男子グレコローマンスタイル60kg級で金メダルを獲得。ミキハウス所属。
「金メダルを獲ったらご褒美にオメガを買う」 日本体育大学の先輩後輩の関係にあたる4人はパリ五輪に向けて、そんな目標を掲げた。「金メダルがモチーフのようで、まさしく金メダリストが着ける時計」と語るのは、オメガ購入計画の発起人、樋口黎だ。 文田健一郎は時計選びにこだわりを見せた。 「オリンピックモデルかどうかに関係なく、パリモデルは時計単体としてもカッコよくて。よいモチベーションになりましたね」 誘いを受けて購入を即決したのが日下尚だ。 「この4人でしか成し遂げられないストーリー。今一番価値のある物だなと思います」 4番目の金メダリスト、清岡幸大郎が続ける。 「同じ練習環境で刺激し合った憧れの先輩たちと同じ時計を着けられるなんて感慨深いです」 帰国後、金メダルを持って銀座のブティックに揃って向かった。文田は感慨深げに振り返る。 「 4人で行けたのは何より尊いこと。全員が勝てるとはみんな思っていなかったはず。金メダルはそんなに簡単なものじゃないですから」 購入後、いつも身につけているためか傷が目立つオメガを見せながら、樋口が締めくくる。 「飾っておくのは金メダルだけでいい。もちろん、一生大事にしますが、ガシガシ使いますよ」 大事なことを忘れていた。彼らはオメガのパリ五輪モデルを“定価”で自腹購入している。2024 年の記憶が刻まれた正真正銘の一生モノ時計だ。