アニメ『ONE PIECE』初代OP歌手 きただにひろし、“戦力外通告”からの逆転「人生が本当に変わりました」
『ONE PIECE』最後のオープニングテーマは絶対に歌いたい
――今年は『ONE PIECE』のアニメも25周年を迎えますが、きただにさんのデビュー30周年イヤーでもありますね。 きただに:最高の年になるだろうなと思っています。先日、占いへ行ったんですけど、「ここから5年はいいよ」って言われました。身体に気をつけて頑張りたいですね。僕の人生のなかで記憶に残る2024年になると思います。 ――昨年、きただにさんが山口県庁を訪問した際に、「アニソンに救われた人間だからアニメとアニソンに恩返しをしていきたいです」という旨をおっしゃっていたのを記事で読みました(※1)。この気持ちは、今年も大きな原動力になっていくんじゃないですか? きただに:はい、いつもその気持ちですね。それは「JAM Project」のメンバーたちもいつも言っていることでもあって。僕は、アニメ、ゲーム、特撮ソングに自分の人生を救ってもらったので、いつも恩返しの気持ちでいます。だから、いただいたお仕事の全部がありがたいんですよ。横浜アリーナで歌った次の日に段ボールの上で歌うとしても、「どこでも歌います!」って。フットワークが軽く、いろんなところで歌を届けられるのが、僕らの仕事なんですよね。 ――海外で歌う機会も、これからもたくさんあるでしょうね。 きただに:そうですね。この前ロサンゼルスで初めて「あーーっす!」を歌ったんですけど、みんな盛り上がってくれました。 ――さまざまなアニメソングを歌う機会が今後もあると思いますが、『ONE PIECE』はずっと特別であり続けるんじゃないでしょうか? きただに:はい、特別です。ここで言っておけば有言実行になるかもしれないですけど、このアニメの最後のオープニングテーマは絶対に歌いたいです。最初の曲を作った3人で最後もやりたいですね。そして今までのすべての曲が、みなさんの心に残ってくれたらいいなあと思ってます。 ※1:https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tys/649119?display=1
田中大