阪神・球児監督 来春Cに向け「アリ軍団指令」発動 「アリとキリギリス」例えに暑い夏乗り切るため備える
阪神・藤川監督が来年2月の春季キャンプに向け「アリ軍団指令」をチームに発したことが明らかになった。イソップ寓話の一つ「アリとキリギリス」を例えに来春は過酷なキャンプになることを予告した。 「春はシーズンに対する体力的な貯金をしなきゃいけない。そのためにもアリとキリギリス。ちゃんと蓄えないといけない」 暑い夏にせっせと食物を運ぶアリの姿を、笑ったキリギリスが、冬に苦しむ話を教訓に、キャンプでは夏を乗り切るために鍛える。その方針は既に今秋キャンプ中に、担当コーチが各選手に通達。具体的な練習メニュー作成も進められている。「アメリカとは違って、夏に備えるということは日本の本当に大事なところ。やっぱり甲子園は暑いし」と藤川監督は、岡田前監督と同様に夏場を重視し、さらにハードな練習に取り組む構えだ。 「佐藤輝もわかっている。練習しているっていうことは。体も変わってきている」と指揮官は今秋同様、来春も佐藤輝を厳しい練習の前面に押し出す計画。虎は勝つために、まずアリとなる。(鈴木 光)