Z世代は「だらけている」と考えるミレニアル世代… 内心では自分も「ノー」と言いたいと思っている?(海外)
ミレニアル世代やX世代は、Z世代の仕事に対する姿勢をしばしば非難している。 ただ、ミレニアル世代やX世代の中には、職場で「ノー」と言い、ワーク・ライフ・バランスを優先できるZ世代を羨ましく思っている人たちもいる。 【全画像をみる】Z世代は「だらけている」と考えるミレニアル世代… 内心では自分も「ノー」と言いたいと思っている? Z世代は、職場の現状に従う年上の同僚が必ずしもうまくいっていないことを目の当たりにしてきた。 俳優のジョディ・フォスターは、Z世代を「本当にうっとうしい。職場では特に」と言って話題になった。やる気のなさや、きちんとしたEメールが書けないことをフォスターはその具体例に挙げた。 しかし、フォスターは今、Z世代のあるスキルが羨ましいと認めている。職場で「ノー」と言えることだ。 「それがこの新しい世代の良いところです。彼らは平気でノーと言ったり、境界線を引いたり、『それは嫌。自分はこうしたい』と言えるのです」とフォスターはHollywood Reporterの座談会で語った。 「そんなことができるなんて、思いもしませんでした」 職場で正々堂々と意見が言える若者に感心しているのは、フォスターだけではない。
Z世代の仕事に対する姿勢
朝のミーティングをサボってフィットネス教室に参加したり、長時間労働を拒否したり、1回目の採用面接でワーク・ライフ・バランスについて質問するなど、ミレニアル世代やX世代は、Z世代の仕事に対する姿勢に振り回されてきた。 しかし、この世代はバーンアウト(燃え尽き)文化が自分たちよりも上の世代に何をもたらしたのか見てきたので、断固として譲らないのだ。 「働くために生きる」のではなく「生きるために働く」という考え方をするZ世代が増えていると、"未来の仕事"に詳しいラヴィン・ジェスターサン(Ravin Jesuthasan)氏は以前、Business Insiderに語っている。つまり、それは雇用主に対して自分の意見を主張し、場合によっては、必要以上に働くことを拒否する ── 「静かな退職」として知られる ── ことを意味する。 「Z世代は自分の権利やワーク・ライフ・バランス、個人の価値観を職場で主張する傾向が強いです」とBusiness Insiderに語ったのは、"未来の仕事"の専門家でWorkplace Intelligenceのマネージング・パートナーであるダン・シャウベル(Dan Schawbel)氏だ。 Z世代の採用に詳しい人材派遣会社Pollen Careersの創業者ソフィー・オブライエン(Sophie O'Brien)氏は、「誰も耳を貸さなければ、Z世代は不満を口にするよりも行動することを選びます」とBusiness Insiderに語った。 「彼らは権威に逆らうためではなく、もっと良い方法がないか確かめるために、どうしてわたしたちがそのようなやり方をするのか聞くのです」とオブライエン氏は付け加えた。