「東京-松崎」直行便 東海汽船が高速ジェット船初運航 住民ら観光客200人お出迎え
東京都と松崎町を結ぶ東海汽船(東京)の高速ジェット船の直行便が15日、初運航した。同町の松崎新港では、西伊豆、松崎両町の観光関係者が観光客約200人を出迎えた。15、16両日のみの試験運航で、松崎町の深沢準弥町長は「今後は、最低でも年1回の運航を目指せるよう働きかけたい」と意欲を見せた。 東京発の便で松崎を訪れた観光客は、伊豆の美しいやまやまや駿河湾越しの富士山などの景色を眺めながら片道約210キロの船旅を満喫した。安全確認のため約30分遅れ、3時間10分で到着した。横浜市の会社員岩田幸子さん(26)は「富士山がきれいに見えた。西伊豆の堂ケ島や、松崎のなまこ壁の街並みが楽しみ」と笑顔を見せた。 地域経済の活性化や誘客の可能性を探る狙い。15日は松崎発の便も運航し、約80人が東京に向かった。16日は、松崎新港で地元の特産品などが楽しめるイベントの開催や堂ケ島などを巡るバスの運行がある。
静岡新聞社