《億り人たちが読み解く2025年の株式市場》トランプ再登板の追い風を受けるのはリクルート、ソニーなど 米国株も変わらず好調か
米国株も選択肢
巨大IT企業がひしめく米ナスダック市場は、12月11日に総合株価指数が初の2万ポイントを記録するなど好調が続く。米国株投資で33歳にして資産1億円を達成したまーしー氏は、ナスダックの“看板”とも言える銘柄であるエヌビディアとアップルは引き続き注目したいと語る。 「エヌビディアの半導体は世界中の企業から必要とされ、需要はまだまだ続くので、この先で株価が下がるタイミングがあれば、むしろ買いだと見ています。アップルは自社株買いに積極的なため株価が急落する可能性は低く、安心感が高い」 世界中の個別株や投資信託など100以上の銘柄を長期保有する「ぐうたら投資」で億り人になった桶井道氏も米国市場に注目する。 「ユニフォームや清掃用品のレンタルサービスで北米最大手のシンタスは成長余地があるうえ、株価が10年チャートでも綺麗な右肩上がりで推移していて、まだまだ期待が持てます。世界28か国で建材を提供するシー・アル・エイチも増収増益傾向が続いているため、投資の妙味がある」 こうした米国株好調の波や円安による外国人投資家の買いが集まれば、日本株も株高へと後押しされる可能性がある。 一方、海外勢が日本企業に投資しやすい環境があることで、投資を通じて経営改革を迫る“物言う株主(アクティビスト・ファンド)”による買いも入りやすくなる。そうした流れを注視することも重要だ。「街歩き」をベースとした投資先選びで資産7億円を築いたwww9945氏の見方だ。 「電力、ガス、通信回線、宅配水など幅広いサービスや商品の営業代理店を展開する光通信は、280社近い日本の中小型株に幅広い投資もしています。いわばファンドを運用しているようなかたちの会社なので、アクティビストによるTOB(株式公開買い付け)などの動きに伴って保有する株が上昇する展開も期待できます。その儲けによって、業績が後押しされる可能性が高いと見ます」
※週刊ポスト2025年1月3・10日号
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