レアル・マドリード、FWホセルの買い取りオプションを行使せず? カタールクラブへの「退団を手助けしたい」理由
レアル・マドリードのスペイン人FWホセルが、カタールのアル・ガラファからオファーを受け、移籍に近づいているようだ。アメリカメディア『The Athletic』が現地時間24日に報じた。リーグ戦において、5シーズン連続で2桁ゴール達成中の遅咲きの34歳は、中東への移籍を実現させるのだろうか。 レアル・マドリードの下部組織出身のホセルは、昨夏にエスパニョールからレンタル移籍の形で古巣に復帰。全試合でスタメン出場とはいかないものの、トレーニグや途中交代時のプロフェッショナルな姿勢、ポストプレーをしっかりこなす献身性、そしてUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝のような重要な試合での得点力など、世代交代が進むチームでいぶし銀の活躍を見せた。この貢献が評価され、150万ユーロ(約2.4億円)の買い取りオプション行使は既定路線かと思われていた。 しかし、同メディアによると、「レアル・マドリードはエスパニョールと協力し、ホセルの150万ユーロ(約2.4億円)の買い取りオプションを発動させた上で、同額で売却することを検討している。エスパニョールに直接移籍の取引を任せるかもしれないが、いずれにせよ両クラブのディレクターは、素晴らしいシーズンを過ごしたホセルの退団を手助けしたいと考えているようだ」と、双方のクラブはホセルを功労者とみなし、彼の年棒が大きくアップすることになるカタール移籍を手助けする方針とみられる。
フットボールチャンネル編集部