【衆院選】福岡11区・村上氏が大金星「大きい仕事をしないといけない」裏金問題の逆風に敗れた武田氏「レッテルを貼られた」
FBS福岡放送
今回の衆院選で大きな争点の1つとなったのが「政治とカネ」の問題ですが、中でも「裏金問題」をめぐり激戦となったのが福岡11区です。日本維新の会の新人、村上智信さんは、元総務大臣の武田良太さんに2000票あまりの僅差で競り勝ちました。 28日朝、福岡県行橋市の街頭に立ったのは、日本維新の会の新人、村上智信さんです。
■当選 維新・村上智信氏 「自分自身が気を引き締めて、人から批判されるようなことはしない。重い重い仕事をこれからやっていかないといけない。」 その一方で。
■落選 自民・武田良太氏 「本当に申し訳なく思っています。ありがとうございました。」 明暗を分けたポイントの1つが「政治とカネ」の問題です。 選挙戦の火ぶたが切って落とされた10月15日、8期目を目指す自民党の前職、武田良太さんの戦いは、おわびから始まりました。 ■武田氏 「多くの国民の政治不信を招くことにいたりました。心からおわびを申し上げたいと思います。」 武田さんは、派閥からの寄付金1926万円を、政治資金収支報告書で寄付とは別の項目に記載していて、党の「役職停止1年間」の処分を受けました。 ただ、裏金問題との指摘には不快感を示していました。 ■武田氏 「何をもって裏金というのか。我々は決して裏でもらっていません。」 今回、比例での重複立候補がなく、小選挙区での勝利が国会に戻るための条件となりました。 ■武田氏 「(Q.横一線という報道も)横一線って書いたところは横一線と思っているだけ。まあしっかり結果を出します。」 「結果を出す」ために、他の候補者の応援を急きょキャンセルし、地元での支持固めに奔走しました。 ■武田氏 「残りわずかとなりましたが、精いっぱい頑張ってまいりますので、またご友人などのお声かけを最後までよろしくお願いします。」 対する村上さんのもとには、日本維新の会の幹部が駆けつけました。 ■日本維新の会・藤田幹事長 「この西日本で一番の大接戦。まっとうなまっすぐな政治を、この村上智信に皆さんのお力でさせていただきたい。」 田川市や豊前市の市長もやってきました。 ■豊前市・後藤元秀 市長 「この裏金問題、もとを作ったのはどなたなんですか。」 ■村上氏 「私はクリーンな政治をお約束します。皆さん、立ち上がってください。」