（写真：PHILE WEB）

ドイツ・グラモフォンが運営するインターネット映像配信サービス「ステージプラス」（STAGE＋）にて、指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンの貴重な映像＆アルバムを配信するプロジェクトがこの春よりスタートする。 【写真】ドイツ・グラモフォン社長のクレメンス・トラウトマン氏 ステージプラスの有料会員は、カラヤンがドイツ・グラモフォンとデッカに遺したすべてのアルバムと、ユニテル社で制作された映像の大部分、テレモンディアル社の全映像作品を視聴できるようになる。映像作品は5月までに全作品を公開、アルバムは4月末より25回に分けて順次公開される。またドルビーアトモスコンテンツも配信されるという。 記者会見において、ドイツ・グラモフォン社長のクレメンス・トラウトマン氏は、「カラヤンは音楽業界のレジェンドであり究極の音楽家です。今回の配信プロジェクトは、彼が生み出してきたさまざまな音楽作品の全容を浮かび上がらせるものにしたいと考えています」とコメント。 さらに続けて、「カラヤンは新しいテクノロジーに非常に興味を持っていたアーティストでした。今回のように音楽アルバムやコンサートフィルム、ドキュメンタリーなどさまざまなコンテンツをすべてステージプラスで見られるという試みを、きっとサポートしてくれるに違いありません」と力強くアピールした。 配信される映像は、コンサート映像、オペラ、ドキュメンタリーなど70以上のタイトルで構成。アルバムに関しては、作曲家名のアルファベット順に並べることで体系的に利用できるよう整えるほか、すべてのメタデータを日本語に翻訳し、日本語でも検索や再生しやすいよう準備されるという。 ステージプラスは、月額1,990円（年額19,990円）で利用できるインターネット映像配信サービス。ドイツ・グラモフォンに所属するアーティストやその他の音楽家、世界のオーケストラ、オペラハウス、フェスティバル等のコンサートを配信するほか、音声アルバム、ドキュメンタリーなども配信している。PC、スマートフォン、タブレット、テレビ等さまざまなデバイスで視聴することができる。