「エルメス」のバッグ、「ブルガリ」の腕時計etc. いつものスタイルに“+1”の品格を
バッグやポーチ、腕時計など。いつものスタイルに“プラスワン”で、大人の品格を醸し出すラグジュアリーアイテムをピックアップ。 ▶︎すべての写真を見る 気取らずシンプルにプレミアムブランドを楽しむなら、こんな“ちょい足し”が最適解だろう。
「エルメス」のレザーバッグ
上質なレザーを贅沢に味わえる、ミニマルなルックスのトート兼ショルダーバッグ。表側にはカーフのヴォー・エヴァカラー、裏側には柔らかなヤギ革のシェーヴル・シャグランを使った。 普段のシルエットはきわめてフラット。一方で、底部に折り畳まれたマチを広げると十分な収納力を発揮。手綱のような美しい曲線を描くハンドルは、馬具工房をルーツに持つメゾンの比類なき伝統を物語っている。 美と実用性を兼ねた、真のクラフトワークだ。
「バレンシアガ」のフォンホルダー
チケットには出発地や到着地などが細かに記載され、旅券にはゴールドのリアルな紋章が刻まれている。 一見すると、搭乗券を挟んだパスポート。ただしこれは、“トロンプルイユ(騙し絵)”。デザインにおけるハイブリッド性を突き詰めるバレンシアガの、ユニークなギミックの妙である。 ポーチとして全体が一体化し、ジップ付きのメインコーパートメントの中にはカードスロットを3つ搭載。確かな仕立てと遊び心で、普段の往来を特別な旅路に変える。
「ブルガリ」の腕時計
限られた小さな領域に、溢れんばかりの技術と情熱を注ぎ込むウォッチメイキングの世界。 なかでも、ブルガリの名機「オクト フィニッシモ」は異彩。ケース厚5.15mm、ムーブメントはわずか2.23mmという超薄型設計を実現し、時計の歴史に名を刻んだ。 それから早10年、今なお独創性とデザインの完成度は色褪せない。西暦310年前後に建設されたマクセンティウスのバシリカからインスピレーションを得た八角形、それを形作る高品質チタン。やはり異彩を放つ。
「サカイ」の巾着バッグ
巾着のようにぶら下げるか、それともセカンドバッグのように脇に抱えて持ち運ぶか。 底部にブランドの頭文字「S」をかたどった刺繍を施すことで、それぞれの印象が激変する2-WAY仕様。実にサカイらしい、遊びと挑戦に満ちたアイコンバッグである。 素材には耐水性のあるナイロンを用い、サイドにはファスナー式のサブ収納を装備。サイドポケットを開くとオレンジのアクセントカラーが覗くギミックも小気味良く、つい手に取って出かけたくなる。 清水健吾=写真 菊池陽之介=スタイリング 松本和也(W)=ヘアメイク 増山直樹=文
OCEANS編集部