「恥ずべき事態だ」コパ・アメリカ決勝が前代未聞の大幅遅延 チケット無所持のファンが乱入で大混乱「米国でW杯は開催できない」
前代未聞の騒動が波紋を呼んでいる。 現地時間7月14日にアメリカのマイアミにあるハードロック・スタジアムで開催されているアルゼンチン代表とコロンビア代表によるコパ・アメリカ決勝は、なんと予定時刻から約1時間半も遅れてキックオフした。 【動画】まさしくカオス…コパ・アメリカ決勝のキックオフ前の様子 キックオフ時間が遅延した理由は、「チケットの持たないファンが、スタジアム侵入を試みたから」だという。国際的なネットワークを誇る米スポーツ専門局『ESPN』によれば、無数のコロンビア・サポーターがチケットなしで押し寄せて、スタジアムに入ろうとしたため、観客の入り口を1時間以上も閉鎖。しかし、選手の家族を含めたチケットを持つファンも待機するなど、場外での混乱が発生したという。 さらにSNSでは門をこじ開ける者や、スタジアムの通気口から侵入を試みる者など、スタジアム内に侵入するコロンビア・サポーターの様子が散見。『ESPN』は「現地では逮捕者が続出した」と報じている。 実は準決勝のウルグアイ代表とコロンビアの一戦でも、暴徒化したサポーターが一部選手と衝突するなど警備問題は起きていた。そんな無秩序状態と言えるカオスな環境を生み出し続けてしまった南米サッカー連盟やアメリカの警備体制には、怒りの声が噴出。アルゼンチンのスポーツ専門局『Tyc Sports』の取材に応じた現地のサポーターたちは「これは大惨事だ」「彼らはサッカーをする国ではないし、ワールドカップを開催することもできない」「クソみたいに恥ずべき事態だ!」と反発の意見を並べた。 ピッチ外での問題が噴出した今回のコパ・アメリカ。2年後の3か国(アメリカ、カナダ、メキシコ)共催となるワールドカップに向け、課題は少なくなさそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]