「1%でも可能性があれば立ち続けようと思った」早田ひなが報告会で涙 左腕ケガで苦悩の五輪を振り返る
都内で27日、日本卓球協会主催のパリ五輪報告会が行われ、個人で銅、団体で銀メダルを獲得した日本のエース・早田ひな選手が出席しました。 【画像】負傷した左手に包帯が巻かれている卓球の早田ひな選手 「五輪では本当にたくさんの応援、そしてたくさんのサポートありがとうございました」と頭を下げた早田選手。 つづけて「支えてくれた方のために頑張れた大会だった」と五輪を振り返ると、左腕をケガしたことについても触れ「家族も親戚もみんな見に来てくれて、このままメダルが取れなかったりとか、棄権してしまうんじゃないかっていう気持ちもあった」と、涙を浮かべながら話しました。 それでも、諦めない強い気持ちを持ち続けて試合に臨み「自分自身が諦めなければ、1パーセントでも可能性があるのであれば、コートに立ち続けようと思って戦うことができた五輪だった」と振り返りました。 目指していた金メダルは獲得できなかったものの、後悔のない試合ができたという早田選手。 4年後のロサンゼルス五輪に向けては「金メダルを取るために突き詰めていかなきゃいけない部分がある。パリ五輪を通して、自分よりも人のために頑張る方が好きなんだなと感じることができた。自分に厳しく期待に応えられるよう、これからも頑張っていきたい」とコメントすると、会場から大きな拍手が送られました。