【ヤクルト】奥川恭伸「絶対に恩返ししたい」14日オリックス戦先発へ 22年3月の巨人戦以来808日ぶり復帰
度重なる故障から復活を目指すヤクルト・奥川恭伸投手(23)が10日、恩返しの快投を誓った。1軍に合流しみずほペイペイで行われた投手練習に参加。先発が見込まれる14日のオリックス戦(京セラD)に向け調整した右腕は、2軍首脳陣やトレーナー、家族に対し「助けてもらいましたし、支えてもらっていたので、いつかは絶対に恩返しをしたいと思っていた。最後まで諦めずに思いっ切り腕を振りたい。それが恩返し」と強い決意を示した。 右肘痛、左足首骨折が癒え、万全の状態で臨んだ2月の浦添キャンプ中に腰痛を発症し、開幕は2軍で迎えた。故障したことで下半身を鍛える重要性を「身をもって感じた」。戦列に復帰する18番に悲壮感はもうない。時折、笑みを浮かべ「1軍という舞台で自分がどういうピッチングができるかというのも、すごく楽しみ」と言い切った。 登板が実現すれば22年3月29日の巨人戦(神宮)以来、808日ぶり。高卒2年目の21年には9勝を挙げた右腕が久々の1軍で完全復活を印象づける。(長井 毅)
報知新聞社