<大竹しのぶ>2年ぶり“月9”で大切な一人娘を失った祖母役 7月期「海のはじまり」
常に複雑な思いを抱えていて、ちょっと見では何を考えているのかわからないところのある朱音という人物像を作るにあたり、大竹さんに演じていただけたら最高だと最初の段階から思っていましたので、脚本の生方さんには大竹さんをイメージして書いていただくように早くからお願いしていました。例によって、出演OKのお返事をいただくずっと前からです(笑い)。これまで、数多くの映画やドラマで大竹さんのお芝居を見せていただき、そのすごさに何度も何度も圧倒されてきました。この世にあるすべての感情、その全てを一瞬の表情や一つのせりふで表現してくださる特別な存在の方だと思っています。大竹さんに演じていただけるからこそ描くことのできる朱音という人物像が出来上がりつつあると思っています。夏と海、水季と海、弥生と海……だけではない親子の関係、つまり、朱音と夏、朱音と水季、朱音と弥生……という、“もう一つの親子の関係”にも注目してこのドラマをご覧いただければ幸いです。