<大竹しのぶ>2年ぶり“月9”で大切な一人娘を失った祖母役 7月期「海のはじまり」
大竹さんは「悲しみを抱えながらも、とにかく娘の残した海を育てること。どうしたら海が幸せになるかを考えている朱音を、誠実に演じてゆきたいです」と思いを語っている。
◇大竹しのぶさんのコメント
--今作の出演オファーを受けての印象を教えてください。
丁寧なドラマ作りをされるチームだと聞き、とてもうれしく思いました。楽しい現場になること間違いなしです。
--台本を読んでの感想を教えてください。
何気ない日常会話の中にあるさまざまな感情を大事にしている台本だなと思いました。そこで生きている人間をきちんと、丁寧に演じたいです。
--南雲朱音役の印象や、演じる上での意気込みを教えてください。
悲しみを抱えながらも、とにかく娘の残した海を育てること。どうしたら海が幸せになるかを考えている朱音を、誠実に演じてゆきたいです。
--視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。
この夏の思い出になるようなドラマをみんなと一緒に暑さに負けず頑張って作ってゆきます。
◇プロデュース・村瀬健さん(フジテレビ ドラマ・映画制作部)のコメント
いつかご一緒したいとずっとずっと思っていた大竹しのぶさんに朱音を演じていただけること、本当にうれしく思っています。水季の死から始まるこのドラマにおいて、始まりの段階で最も深い悲しみを背負っているのは、僕は水季の母・朱音だと思っています。若くして娘を失った喪失感、無力感、悔しさ、悲しみ…いろいろな思いがある中で、遺(のこ)された幼い海のことは自分が守っていかなければと強く感じている。そんなときに朱音は、海の父親である夏と初めて会います。娘が愛した人であり、でも、子供ができたことを一切伝えることなく今日まで過ごしてきた相手でもある夏に対して、朱音がどのように感じ、どのように接していくのか。夏の向こう側にいる弥生との関係性も含め、朱音はこのドラマの物語の大きな軸となる存在です。