大谷翔平の名言が効く!仕事に悩んだら思い出したい2つのことば
スポーツの素晴らしさは、人の心に残り続ける歴史的な瞬間を見せて遅れることにあると、『大谷翔平は、こう考える 不可能を現実に変える90の言葉』(桑原晃弥 著、PHP文庫)の著者は述べています。 第5回WBC決勝戦9回ツーアウト、大谷翔平がエンゼルスの同僚でもありメジャーリーグを代表するバッターでもあるマイク・トラウト(アメリカ代表)を三振に打ち取り、日本に3大会ぶりの優勝をもたらした対決はまさしくそうでした。第2回大会で決勝打を放ったイチロー同様に、今後もWBCが開かれる度に思い出され、語られるものとなるはずです。(「はじめに」より) 大谷が高校生だったころから注目していたという著者が衝撃を受けたのは、彼が「Number」861号で「誰もやったことがないと言われてますけど、誰もやってないからこそ、やってるんですから」ということばを目にしたときだったそう。 多くの人にとって、「みんながやっている」は安心のキーワードであり、「誰もやったことがない」は「やってはいけない」理由ともなり得ます。そんななか、「誰もやったことがない」から「じゃあ、やってみよう」となる大谷は紛れもないイノベーター(革新者)。しかも、それを明るく楽しそうにやってしまうところに大谷の魅力があるということです。 そしてもうひとつの特徴が、「ピンチをチャンスに変えていく力」。大谷は過去に何度もケガや故障を経験しており、高校時代はもとよりメジャーリーグにおいても投げることができなかった時期が多くあります。 しかしそんななかにあっても打者としての練習を積み、実践を経験することで「自分が思っていたはるか上を行く打者としての成長」を果たしているわけです。 本書は、そんな大谷が折に触れて口にした多くのことばのなかから90種を厳選したもの。野球に限らず、「好きを貫く」うえで心にとどめておきたいこと、あるいは「高い目標を掲げて努力を続ける」ことの大切さを教えてくれるものも足す収録されています。 きょうはそのなかから、仕事にも役立ちそうな2つのことばと考え方を抜き出してみたいと思います。