WRC開幕! ラリー・モンテカルロのナイトステージをトヨタのエバンスが首位発進
TOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組は、WRC開幕戦ラリー・モンテカルロの初日、ドライコンディションで行なわれた2本のナイトステージを制し、ヒョンデのティエリー・ヌービルに15.1秒のリードを築いた。 【ギャラリー】ブラックカラーでイメージ激変! 2024年のWRC戦うトヨタGRヤリス・ラリー1 21.6秒差の3番手には、今季カッレ・ロバンペラとマシンをシェアするセバスチャン・オジェ(トヨタ)、4番手にオット・タナク(ヒョンデ)が続いた。 トヨタの対抗馬であるヒョンデは、3台がいずれもトラブルに見舞われたが、幸い致命的なダメージにはならなかった。ヌービルは”小さなトラブル”に見舞われたと明かし、タナクはスロットルトラブル、アンドレアス・ミケルセンはエンジンマッピングに問題を抱えたようだ。 タナクはステージ1をエバンスから5.2秒差で終えた後、スロットルの問題と戦っていると明かした。 「いいステージだった。だけど僕たちは(マシンが)かなりソフト過ぎた。スロットルにも問題があって、リフトアップしてもまだアクセル全開だったんだ」 M-スポーツ・フォードのアドリアン・フルモーは、トヨタの勝田貴元を抑えて5番手となった。とはいえ、8番手のミケルセンが首位エバンスまで1分8秒差とまだまだ戦いはこれからといったところだ。 WRC2クラスは、シュコダのぺぺ・ロペスが首位。これがデビュー戦となるトヨタGRヤリス・ラリー2は、サミ・パヤリのクラス4番手が最上位となっている。 ラリー・モンテカルロ2日目となる金曜日は全6ステージ、合計105.72kmが予定されている。
Tom Howard
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