「ぱ、パンダロール…」藤井聡太竜王“カワイイおやつ”と王者の風格…観る将マンガ家が興奮「渡辺明九段は紫綬褒章、ひふみんはギネス認定!」
藤井聡太七冠を筆頭に、話題満載な将棋界。観る将のマンガ家・千田純生先生に「イラストで将棋ハイライト」を描いて振り返ってもらいました。 【マンガ+写真】「ぱ、パンダロールかわいすぎ…」藤井くんと勇気先生が食べた“おやつ”を各アングルから見る。紫綬褒章の渡辺さん、ギネスひふみんなど将棋界のキュートなイラストも 気づけばもう12月……1年残すところあと31日となり、皆さんも師走モードに突入かと思います。そんな中で将棋界もビッグマッチに“スゴい勲章”など、トップ棋士の方々が数多くの話題を提供しています!
1)藤井vs勇気、竜王戦が佳境に
まずは先日、第5局が終局した竜王戦(藤井聡太竜王に佐々木勇気八段が挑戦)から見ていきましょう。 〈第37期竜王戦七番勝負〉 第1局:10月5・6日@セルリアンタワー能楽堂 藤井1勝 第2局:10月19・20日@あわら温泉 美松 佐々木1勝 第3局:10月25・26日@総本山仁和寺 藤井2勝 第4局:11月15・16日@おにクル 佐々木2勝 第5局:11月27・28日@和歌山城ホール 藤井3勝 第6局:12月11・12日@指宿白水館 第7局:12月18・19日@常磐ホテル 第5局まですべて「先手が勝利する」というシリーズとなっています。11月に開催された第4局、第5局の“関西の陣”では驚きの展開が数多くありました。まずは大阪府茨木市の「おにクル(先月も触れましたけど独特のネーミングセンス……)」で開催された第4局では、勇気八段が角換わりで進む中で攻勢をかけて、2日目の15時45分に藤井竜王を投了に追い込みました。これは2日制で藤井竜王が投了した2番目に早い時間なのだとか。勇気将棋、おそるべし……。 続く第5局の和歌山城ホールでの対決では、後手の勇気八段が「雁木(がんぎ)」の形に誘導。「雁木の形、大好きなんです雁木!」と常日頃語る編集担当さんのワクワクが手に取るようにわかる中で(笑)、藤井竜王が落ち着いて対応して、2日目の16時21分に終局。4連覇へあと1勝としました。
前夜祭の藤井竜王の言葉と、パンダロール
「雁木の瞬間、取り乱して失礼しました……」 反省気味の編集担当さんは、こんな風にも話していました。 「個人的に映像を見ていてハッとさせられたのは、前夜祭での藤井竜王のコメントです〈第5局からあらためて“三番勝負”という形になったので気持ちを新たに盤上に集中して、2日間全力を尽くしたいです〉とおっしゃる姿は、22歳とは思えない王者の風格に満ちていますよね」 そんな藤井竜王に対して、勇気八段がどう立ち向かうか。第6局は“得意の”砂蒸し風呂がある鹿児島・指宿対局ということで、アツい対局を期待したいですね。 なお盤上を離れたところでは藤井竜王と勇気八段が「おにクル」で“鬼ポーズ”をサービスしたり、和歌山対局では両対局者が注文した「パンダロール」があまりにも可愛すぎたり、第4局では22度という冷房設定に、記録係の清水航三段が毛布にくるまっていたり……(笑)。 画面から目が離せない対局が12月も続くことに感謝するばかりです。
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