けがで出場できなかった仲間のために…春の高校バレー鳥取県大会8連覇の鳥取中央育英 優勝のうれし涙
山陰中央テレビ
2025年1月の全国大会出場をかけた春の高校バレー鳥取県大会。10日に男女の代表校が決まりました。高校生活最後の大舞台への思いがぶつかった決勝戦を振り返ります。 男子決勝は、7連覇中の鳥取中央育英と前年の決勝で育英に敗れた米子工業による2年連続の同一カード。 王者・鳥取中央育英にとって、実は大会1週間前にアクシデントが…。1年生からレギュラーセッターを務めてきた3年生の井上が左足首をねん挫し、コートに立つことが叶いませんでした。 しかしセカンドセッターの3年生・小田井が多彩な攻撃を組み立てると…。 井上とともに1年生の時からレギュラーとしてコートに立ち続けた、エースでキャプテンの星原が得点を量産し、試合を優位に進めます。 リベンジに燃える米子工業。キャプテンでエースの上田は、右足首のねん挫でしばらくコートから離れていましたが、復帰した決勝の舞台で躍動。激しいエース対決を演じます。 接戦となったこの大一番を制したのは鳥取中央育英。8連覇を達成し全国への切符をつかみました。 鳥取中央育英のメンバーたち。優勝を決めて向かったのは井上の下でした。 鳥取中央育英・井上大和選手: 平気な顔でいようとしたんですけど、みんなが来た時にはうるっとくるものがあって。全国大会で恩返したいです。 鳥取中央育英・星原優来主将: まず最初に大和って叫びました。全国に向けては、さらにレベルアップして全国で勝てるチームにしていきたい。 女子の決勝戦は3連覇を狙う岩美と3年ぶりの優勝を目指す米子北斗。 岩美は、3年生のダブルエースが躍動します。 キャプテンの福島がパワフルなスパイクを見せた一方、森が高さのある速攻を決めました。中学時代には大阪の強豪・金蘭会で全国制覇を経験した岩美のエースコンビが、高い攻撃力を見せ2セットを連取します。 米子北斗も県内屈指の高さを生かしたブロックで粘りを見せます。第3セットも接戦となりますが、マッチポイント握ったのは岩美。3年連続6回目の全国大会への切符を手にしました。 岩美・福島和花主将: 春高の夢の舞台では一戦一戦戦って、一つでも多く上に行けるように頑張りたい。 春の高校バレー全国大会は2025年1月5日に開幕します。
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