バイデン米大統領、イスラエルとレバノンの停戦合意を発表 27日午前4時発効
(CNN) 米国のジョー・バイデン大統領は26日、イスラエル政府とレバノン政府が「イスラエルとヒズボラの壊滅的な衝突を終わらせる」提案を受け入れたと発表した。 バイデン大統領はホワイトハウスで行った演説で、停戦合意を「朗報」と評価した。 これに先立ちイスラエル当局者は、レバノンの武装組織ヒズボラとの戦闘を終らせる停戦案が治安閣議で承認されたとCNNに語っていた。提案は、ヒズボラとの敵対行為を60日間停止して、恒久的な停戦を目指す内容。 バイデン大統領は「フランスのマクロン大統領のパートナーシップに感謝したい。イスラエルとレバノンの国境を越えて14カ月近く続いた衝突をめぐり、この瞬間を迎えることができた。この衝突は、ハマスがイスラエルを攻撃した10月7日の翌日に始まった」と述べた。 バイデン大統領によると、イスラエルとレバノンの停戦合意は現地時間の27日午前4時から発効する。 「本日成立した合意の下、現地時間の明日午前4時から、レバノンとイスラエルの国境をはさんだ戦闘は終わる」とバイデン大統領は述べ、「これは恒久的な敵対行為の停止を想定している。ヒズボラなどのテロ組織に残存するものは許されない」と言い添えた。