電気代の補助金8月から再開「酷暑乗り切る緊急支援」も真夏の7月には間に合わず…エアコン控え懸念
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ (足立夏保キャスター) 関西電力の場合で見ていきますと、電気代の補助金は4月以降、徐々に減らされ、6月・7月はなくなります。補助金があった3月の料金は、平均モデルで6211円でしたが、6月の料金は7664円と約1400円の差がでています。 これを受けて、6月21日に、岸田首相は「酷暑乗り切り緊急支援」を打ち出しまして、8月から10月まで補助金を再開するとしています。4月までと同水準となり、6月より910円安くなるということです。 そもそもなぜ8月からなのか、政府はこのように答えています。
林官房長官は「事業者の事務手続きに要する期間を踏まえ、8月使用分から支援開始とする」としています。 ただ、6月7月の暑い時期に補助金がなくなると、こんな心配も……。
「エアコン控え」する人も増えるのではないかと言われています。 ことしの夏は、こんな調査結果も出ています。 「電気代値上げなどを受けて、この夏はより節電に取り組みたい」という人が77%、「節電のためにエアコンを我慢する」という人が43%いました。 ただ、今の時期エアコンを控えると、非常に危険です。
2022年、全国の熱中症死亡者は1477人で、約9割が65歳以上でした。また2023年5~9月、大阪では、自宅内での熱中症死亡者が36人で、そのうちエアコン未使用だったのは75%に上りました。 一方、エアコンを利用すると、熱中症など暑さによる死者数が約36%減るという調査結果も出ています。 気象庁によると、今年7月~9月の平均気温は、全国的に平年より高い予想で、厳しい暑さになる見通しですのでこの夏もしっかりと熱中症対策して気を付けていただきたいと思います。
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