49歳。尋常じゃない汗が吹き出すようになって、体温調整できない!「どうしよう、ビッグプロジェクトを任されているのに」 原因は仕事の重圧? それとも更年期!?【100人の更年期#100】
閉経の前後5年を一般に更年期と呼びます。日本人の閉経の平均年齢は一般的には50歳といわれていますが、新しい研究での平均値は52.1歳とされています。となると、47~57歳の世代は更年期に当たる人が多くなります。身体の不調に苦しみ「更年期障害」の状態に至る人もいます。 【 表 】ホルモン補充療法(HRT) の治療薬 私ってもう更年期なの? みんなはどうなの? オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。(ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです) 【100人の更年期#100】前編 ◆細田知美さん 52歳 PR職 パートナーと同時期に更年期の症状が始まり、ともにホルモン補充療法で改善。現在は辛さを感じることなく生活
40歳で離婚とリストラを一度に経験
こんにちは。現在52歳の細田知美です。電通PRコンサルティング(以下、電通PRC)という会社で12年間、PR職をしています。今日は、更年期を感じ始めた49歳から今日まで、どのように体調の変化と付き合いながら仕事をしてきたか、お話したいと思います。 私が電通PRCに入社したのは2011年、東日本大震災があった年でした。この年は、私的にも本当に辛い年でした。10年からコーポレートPRとして勤めた翻訳会社が、震災の影響で経営状態が悪化し、私はリストラされました。それと同時に、別居していた夫と離婚しました。離婚はなるべくしてなったわけですが、子どもを手放した喪失感、さらには仕事も同時期に失いひどく落ち込みましたが、早く次の仕事を探して新たな道を進むしかありません。私は泣く暇もなく転職先を探しましたが、日本中が沈んでいる状況でそう簡単には見つかりませんでした。 そんなとき、知人のご縁でお話をいただいたのが電通PRCでした。ただ、当初の雇用条件はプロジェクトアシスタント。正社員での就職を希望していた私は一瞬悩みましたが、いただいたご縁を大切にしたい思いで入社を決めました。 大きな仕事をこなす中、求められている以上の成果を生み出すことができ、水を得た魚のようにバリバリ働きました。すると、私の働きを認めてくださった上司や役員が働きかけてくれ、異例ではありましたが入社2年後に契約社員となり、その2年後には正社員になりました。職場は、プロフェッショナル意識が高くチームワークで協力しながらプロジェクトを成功させていく環境。能力のある多様な人材を受け入れる風土があるんです。もちろん、専門性が求められますし、難易度の高いパフォーマンスで結果を出さなければならず大変なこともありますが、この会社に入社して本当によかったと思っています。