ドラフト指名漏れから…“プロ注目”高校生投手の進路は?(5)強豪校エースは1年後のプロ入りへ
2024年を迎え、アマチュア野球界では高校生や大学生の進路が次々と明らかになってきている。昨秋のドラフトでプロ志望届を提出したものの指名がなかった選手たちも、気持ちを切り替え次のステージでの戦いに向けた準備を進めている時期だ。今回は、「指名漏れ」を経験した注目の高校生投手5人を厳選し、進路やこれまでの経歴を紹介する。
篠崎国忠(修徳)
190センチを超える高身長から150キロ近い速球を投げ下ろす大型右腕。甲子園出場経験こそないものの、関東屈指の好投手として注目されていた。 高校卒業後は四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスに入団し研鑽を積む。 修徳では1年秋から公式戦で登板し、その後もエース格の働きを続けた。体重を大幅に増やした3年次は投球の凄みが増し、夏の東東京大会では準々決勝敗退ながら計14回を投げ防御率0.00と躍動。 5回戦の錦城学園戦では97球完封勝利を挙げた。大柄ながらフィールディングなどにも定評があり、ポテンシャルの高さは十分に示した。 徳島インディゴソックスは圧倒的な育成力を誇り、昨秋のドラフトでは6人が指名を受けた。特に投手の育成は独立リーグ随一なだけに、さらなる成長に大きな期待がかかる。
ベースボールチャンネル編集部