【K-1】ブアカーオ「もし明日、王者になれたら魔裟斗さん、ぜひ戻ってきて」と現役復帰を呼びかけ、魔裟斗は「マスターズですか?」須藤元気「意外にも否定しなかった」
2024年7月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX 2024』の前日計量が、6日(土)都内にて正午より行われた。 【写真】ブアカーオの現役復帰要求に苦笑する魔裟斗 今大会にて行われる「-70㎏世界最強決定トーナメント」の決勝ラウンド。会見には出場8選手のほかに、MAXのOBである魔裟斗と須藤元気も出席した。 優勝予想を聞かれた魔裟斗は「8人トーナメントは厳しい。誰が上がってきても厳しい試合になると思います。僕の中ではブアカーオ、デング・シルバ、カスペル・ムジンスキ、ここに注目している。ブアカーオが42歳で年齢的に3試合戦うことが出来るのか、出来れば勝ち上がる可能性もある。ただ、シルバもムジンスキも強いので、誰でしょう…分かりません!」と3人の名をあげながらも優勝予想は困難だとする。 須藤は「ブアカーオと戦いたい選手も多い中で、子供の時に見た憧れの選手と戦いたいと、ブアカーオを意識する気持ちは分かります。魔裟斗さんが言ったように1日3試合ですから、ダメージをいかに残さず勝ち上がっていくかが大事なので、リーチを活かして距離をとって戦う選手が有利になるのではと考えています。蓋を開けるまでは分からないチョコレートの箱のようなものなので楽しみですね」と、リーチの長いシルバが有利とは言いながらも同じく予想不可能と答えた。 「トーナメントは格闘技の万華鏡。対戦相手やタイミング、その状況下で次のコンディションが変わってくるので、明日になってみないと誰が優勝するのかは分からないのがMAXの醍醐味だと思います」と、状況が万華鏡のようにくるくる変わるのが面白いとした。 魔裟斗が「明日、一番強い選手が間違いなく優勝する。よくトーナメントは運だと言われますが、僕は運ではなく実力だと思って、いるので、明日一番強い選手が優勝することは間違いないです」と持論を述べると、須藤は「僕は運だけでやってきたのでさすが魔裟斗さんです」と称えた。 事前の予想では、1日3試合を戦い抜いて優勝することは42歳のブアカーオには困難としていた魔裟斗。そのことについてどう思うかと聞かれたブアカーオは「自分が今回参戦を決めた時から、MAXの王者をまた狙って練習してきました。それが簡単なことではないことは分かっています。でも明日は、それに向かって行きたいと思います」と自分は優勝するつもりで来たと言うと、「もし明日、王者になれたら、魔裟斗さん、ぜひ戻ってきてください」と予想を外したら魔裟斗に現役復帰して欲しいと提案。 これに魔裟斗は「マスターズですか?」と苦笑したが、会見後の囲み取材にて、以前の会見でK-1 MAXのマスターズ大会をやりたいと提案していた須藤は「(魔裟斗の)答えが意外にも否定していなかった。そこは現役復帰という意味で、ブアカーオ選手に優勝してもらって(笑)。そこら辺の楽しみもありますね」と、魔裟斗の現役復帰に期待するとコメントしていた。 魔裟斗は「知らない選手もいたけれど、勝ち上がった7名を見て面白いトーナメントになると確信しました。この7名に加えてワイルドカードがまさかのブアカーオ。僕らの戦友が参加したことで面白さが2倍、3倍に膨れあがりました。僕は10日前にタイへ行ってブアカーオの練習を見てきたんですが、今のブアカーオは僕らが戦っていた頃に近いコンディションですね。コロナで3年間試合をしていない時期があったんですが、そこから5試合を行ってきて。RIZINでの試合はコンディションがよくなかったが、今のコロナが明けて5試合して、いいコンディションのブアカーオはかなり手ごわいと思いますね」と、ブアカーオのコンディションはかなりいい状態だと話す。 しかし、「初めてブアカーオがMAXに参戦したのが2004年。初優勝したのは同じ7月7日。20年前の明日、僕と決勝で戦った。20年ぶりに優勝することがあれば 格闘技の歴史をまた作ることになる…と思いますが、8名の選手は強豪揃いですからね。ブラジルのシルバ選手は190㎝あるし、ムジンスキもフィジカルが強くて侮れない選手だなと。フェルドンクは1回戦で和島に勝っていますから、フック系でパンチを振り回すが侮れない選手だと思っています」と優勝への道はかなり険しいとの見解を示した。
ゴング格闘技
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