「選挙管理委員会は使命を果たして」一部地域の"消えた入場券"問題で市長が注文 約200通が未配達か=静岡・沼津市
静岡放送
衆院選の投票日になっても投票所入場券が静岡県沼津市の一部の地区に届かなかった問題です。「消えた入場券」は何通あるのか まだ分かっておらず、沼津市の頼重秀一市長は「使命を果たしてほしい」と選挙管理委員会に注文をつけました。 【写真を見る】「選挙管理委員会は使命を果たして」一部地域の"消えた入場券"問題で市長が注文 約200通が未配達か=静岡・沼津市 <沼津市 頼重秀一市長> 「選挙管理委員会においては、やはり使命というか目的、そのあたりのところをしっかりと果たしていただきたいなと。こういうことが発生しないようにですね、しっかりと取り組んでいただく」 この問題は10月27日に行われた衆院選で、投票日になっても沼津市の今沢地区と松長地区の一部の世帯に「投票所入場券」が届かなかったものです。 沼津市の頼重市長は10月30日の定例会見で、選挙管理委員会は市の執行部から独立した機関であり「まだ調査中」と前置きした上で「こういうことが発生しないようしっかり取り組んでもらう」と述べました。 沼津市選挙管理委員会によりますと配達されていないのは「松長集会所」で投票する今沢地区と松長地区の入場券合わせて1759通の中の一部です。「松長集会所」では219人が入場券なしで投票したため、約200通が未配達ではないかと見込まれています。 沼津市選挙管理委員会の池谷志津子事務局長は「各世帯に届く入場券は選挙で最大の啓発」だとし、「入場券が届かないことで投票しなかった人が1人でもいたら大変申し訳ない」と述べました。
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