【朝日杯FS】“0勝馬”クラスペディアが史上初のG1制覇に挑む 河嶋調教師「ちゃんとクリアしてこれている」
◆第76回朝日杯FS・G1(12月15日、京都競馬場・芝1600メートル)12月10日、栗東トレセン 【データで見る】クラスペディアの血統、戦績 クラスペディア(牡2歳、栗東・河嶋宏樹厩舎、父ミスターメロディ)は未勝利ながら、新馬戦2着後の小倉2歳Sで2着に入り、収得賞金600万円のオープン馬。0勝馬の出走は1984年のグレード制導入後では史上初となる。この日は角馬場で体をほぐしてから坂路を1本駆け上がった。前向きさがあって、活気にあふれる走り。河嶋調教師は「いくらか気が入っていますが、それぐらいでいいかなと思っています」とうなずいた。 他馬が横に並ぶと力んでハミをかむ癖があったが、中間に改善に取り組んできた。「2週前は3頭併せの真ん中にして、我慢できるかを確認しました。先週の追い切りもリラックスして折り合えていた。2週、ちゃんとクリアしてこれています」と成長を感じ取る。 「いい動きをしていますし、距離的にも何とかもってくれると思います。この馬のリズムで運べれば」と、トレーナーは初タイトルに向け力を込めた。
報知新聞社