トヨタ・豊田章男会長の役員報酬、過去最高の16億2200万円…1億円超の取締役は7人
トヨタ自動車の豊田章男会長が2024年3月期に得た役員報酬は、前年(9億9900万円)より62%増え、16億2200万円だった。トヨタの歴代役員として過去最高を更新した。 【写真】記者会見で頭を下げるトヨタ自動車の豊田章男会長「自動車メーカーが絶対やってはいけないこと」
25日に提出した有価証券報告書で明らかになった。内訳は固定報酬が2億8900万円、賞与が3億2400万円、株式報酬が10億900万円。グループのダイハツ工業などでの認証不正発覚を受けて一部を減額したが、好業績や株価の上昇を反映し、差し引きでは大幅に増えた。
ほかの取締役では、佐藤恒治社長が6億2300万円、早川茂副会長が3億8900万円と続き、報酬が1億円以上の取締役は前年の5人から7人に増えた。
トヨタの役員報酬は、営業利益や株価変動率などを基に社外取締役らが会議で決める。海外に見劣りしないよう、欧州トップ企業を目安としたという。