「オリジナル命名書」飾って 新生児を祝福 若い女性職員ら発案 三重・松阪市
三重県松阪市は、家族に寄り添い新しい命の誕生を祝福したいという思いから「市オリジナル命名書」の配布を始めた。人生の節目に特別な思い出にしてもらえればと、市戸籍住民課の二、三十代の女性職員らが発案し、松阪木綿と市のマスコットキャラクター「ちゃちゃも」などがデザインされた4種類を作成。市ホームページの「出生届の届出方法」のページからダウンロードできる。 婚姻届や出生届などを受理し、結婚や出産といった人生の節目に立ち会う機会が多い市戸籍住民課ではこれまで、「松阪らしいデザインで祝福の気持ちを伝えることができたら」とオリジナルの婚姻届と出生届を作成している。また、市に婚姻届を提出した思い出にと、2017(平成29)年から市役所本庁1階の階段下の待ち合いスペースには、ユリの造花などを配した撮影用の「ウエディングフォトコーナー」を設置。今年6月には、利用者から「他の来庁者に丸見えで『恥ずかしい』」などの声が寄せられていたことから同コーナーの向きなどを改善した。 オリジナルの命名書は、松阪らしいデザインにして市に親しみを持ってもらえればと、松阪木綿や、市のマスコットキャラクター「ちゃちゃも」をあしらったタイプなど全4種。市ホームページの「出生届の届出方法」ページにPDFファイルで用意され、ダウンロードして印刷して利用する。 同課は、「命名書に名前の由来や生まれた時の身長や体重、手型や足形を押したりして、赤ちゃんの写真と一緒に飾ってお祝いしてもらえたら」と利用を呼び掛けている。 今年に入り7月31日までに市で受け付けた出生届は533件。