井上尚弥の「全てをぶっ壊せたらどれだけ良いことか」 12月激突グッドマンの挑発止まらず
12月24日に東京・有明アリーナで防衛戦
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、12月24日に東京・有明アリーナでWBO&IBF1位サム・グッドマン(オーストラリア)と4団体防衛戦を行う。対戦相手のグッドマンは「彼はオーストラリア行きの便を予約しておいたほうがいいだろうな」と、プロモーション会社のインタビュー内で井上に挑発を続けている。 【画像】両者がもう対面? 井上尚弥&グッドマンの“2ショット”をパシャリ 不敵に笑みを浮かべた。グッドマンをプロモーションする「ノーリミット・ボクシング」の公式YouTubeチャンネルは、ジム内で行われたとみられるインタビューの様子を投稿。その中でグッドマンは、井上戦の勝利に向け、自信を漲らせた。 記者から「(10月の発表から)一度落ち着いて、これがどれほど大きなチャンスか分かりましたか?」という問いには「落ち着く時間なんてない。一秒たりともね。全てをトレーニングに注いでいる。腰に4つのベルトをつけた後、落ち着いて、自分が何を成し遂げたか振り返ることができるよ」と、練習量を誇示した。 続けて、井上のホームである東京での試合について「クリスマスの時期だし、海を渡れない奴らもいる。でもとんでもない奴らの少数精鋭で大騒ぎするぜ。彼らはかなりリスペクトにあふれる国であり、文化を持っているけど、俺たちの集団は気が狂ってるからな。ワイルドになるぜ」と、熱狂的な同胞が駆けつけることを予言した。 奇しくもクリスマス決戦となるが「俺は今年サンタクロースになるよ(笑)。素晴らしいことになる」と、勝利宣言も飛び出した。最後に井上のプロモーターが、グッドマン戦以降にラスベガスやサウジアラビアでの試合を検討していることに水を向けられると、笑みを浮かべてこう答えた。 「彼らの計画の全てをぶっ壊せたらどれだけ良いことか。彼はオーストラリア行きの便を予約しておいたほうがいいだろうな。なぜなら彼は来るからね」 井上がグッドマンに勝てば、スーパーミドル級を4度防衛したカネロこと世界4階級制覇王者サウル・アルバレス(メキシコ)に次ぐ3度目(世界2位)の4団体防衛。さらにカネロ、元世界ミドル級3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と並んでいた世界戦通算勝利数が現役最多の「24」になる。
THE ANSWER編集部