「よくないことしか出なかった」5回3失点で2敗目の巨人助っ人左腕、次回登板が正念場のマウンドに
◆日本生命セ・パ交流戦 巨人0―5オリックス(8日・東京ドーム) またも期待に応えることができなかった。グリフィンは試合後、悔しさを押し殺しながら自身の投球を振り返った。「先制点を取られて追いかける展開をつくってしまったのが良くなかった。よくないことしか出なかった」。4月29日・ヤクルト戦(東京D)以来の登板は5回8安打3失点。2敗目を喫した。 歯車合ってない 粘れなかった。初回先頭・中川に初球145キロをいきなり左中間二塁打とされ、2死三塁で西川に中前適時打を浴びた。4回には無死一塁から西川にセーフティーバントで二塁内野安打とされると、バントの構えだった紅林には死球を与え無死満塁。続く頓宮に2点適時打を許した。 今季はこれで4登板1勝2敗、防御率5・59。3月30日・阪神戦(東京D)を最後に白星が遠い。右腹直筋筋損傷からの復帰戦で4回8失点だった前回登板後は2軍で時間を与えられたが、好結果には結びつかず。杉内投手チーフコーチは「いい球を投げていると思うし歯車が合っていないような気はする。1回勝ちがつけばいけると思うんですけどね」と指摘した。 次回も先発の予定で、助っ人左腕にとっては正念場のマウンドにもなる。「初球ストライクで、ストライク先行で投げられるように取り組みたい。そうしたら、だいぶ楽になる」。1週間後、是が非でも勝利をつかみたい。(田中 哲)
報知新聞社