Hey! Say! JUMP、グループ初の無線制御ペンライト&過去最多の電飾でファン魅了 山田涼介がライブ演出
着ぐるみ衣装でパフォーマンス
後半は、『最後の涙』からスタート。MCの終わりから「緊張する」と漏らしていた伊野尾慧によるピアノ伴奏と彼らのしっとりとした歌声で切なくもあたたかい空間を作りあげた。無事にピアノを引き終えた伊野尾がカメラ目線で笑顔を見せると、会場からは拍手が沸き起こった。 4thブロックでは、2019年のツアー『PARADE』ぶりに、愛と平和の妖精「じゃんぷぅ」が登場した。じゃんぷぅ待望の新曲となるアルバム収録曲『Cheer!』では、ゴールドのポンポンを手に持った8人が今回のためにアレンジされた着ぐるみ衣装でパフォーマンス。 また、ハッピーで楽しい曲だけではなく、Hey! Say! JUMPのライブ定番曲『ファンファーレ!』も着ぐるみ衣装で披露すると、思わずファンがざわつく場面も。 5thブロックに入るとメインステージのセットが中央でパックリと割れ、8.5メートルの巨大なシャンデリアと照明によって「H」が浮かび上がる全長16メートルの「H+やぐらムービングステージ」が登場。黒を基調とした衣装に着替えたメンバーが上下左右と縦横無尽に光を放つ照明に包まれ、ムービングステージの上でパフォーマンスするのは『群青ランナウェイ』だ。これまでとはガラリと雰囲気を変えてラストスパートをかけていく。 続く、グループとしても新境地のダンスナンバーとなったアルバム曲『Donkey Gongs』では歌詞やダンスの動きに合わせて切り替わる照明と炎の演出もあり、会場の盛り上がりは最高潮へと達した。 花道を歩きながら『明日へのYELL』『我 I Need You!』などを披露した後に、8人はゴールドに輝く衣装姿に。雪が舞う映像を背に、『White Love』をオーケストラバージョンで歌唱した。 そして、知念侑李が「僕達が歩んできた17年間を感じながら聞いてください」とファンに語りかけると『UMP』のイントロが流れた。力強さが感じられるメロディー、熱い思いのこもった歌詞、彼らの一糸乱れぬダンスをかけあわせて、観客の心を揺さぶった。 本編が終了するが、鳴り止まない「JUMPコール」に8人が再び登場。フロート、花道、そしてメインステージすべてを駆使して『また、あした』『Dreams Come true』などを披露した。会場全体を見わたしながらのパフォーマンスすることで、最後までファン一人ひとりに感謝の気持ちを届けていた。 ※高木雄也の「高」の正式名称ははしごだか
水谷賀奈子