「金庫のカネが偽札にスリ替えられ…」 新宿「3000万円盗難事件」被害女性が明かす、捜査線に浮上「歌舞伎町ホスト」との奇妙な“同居生活”
示談の申し入れ
金庫からお金を盗む機会があったのは「安田以外にいない」と主張する多田さんは、これまで振り込まれた家賃についても、金庫から盗んだ「自分のお金」だった可能性が高いと睨んでいるという。 「実は先日、向こうの代理人弁護士を通じ、安田の母親から『100万円で示談にしてほしい』との申し入れがありました。被害額と照らし合わせれば誠意の欠片も感じられない内容で、正直“ふざけるな”との思いが消えません。出会った頃から、安田が“業界でノシ上がってやる”などの野心もないのに、“売れないホストをやっているのはなぜだろう?”とずっと疑問に思っていました。でも、いまから振り返ると“ツケ入る隙のあるターゲットを物色するためだったのでは……”との考えが頭から離れません。私にも脇の甘いところがあったのは自覚していますが、それでも安田の卑劣な手口には怒りしか覚えないのです」(多田さん) 安田側の弁護士に事実確認を求めると、「守秘義務」を理由に詳細な回答は控えたが、8月の逮捕と9月の処分保留、和解申し入れの事実などは認めた上で、 「(トラブルの)原因や問題の所在についてオーソライズされた(正当と認められた)ものはないというのが現状だ」 との認識を示した。今後の捜査によって「真相」が明らかになる日は来るか。 デイリー新潮編集部
新潮社