飫肥城跡 20メートル地割れ 大雨で二次被害恐れ、警戒
日向灘を震源とするマグニチュード(M)7級の大地震は、宮崎県をこれまでも何度も襲ってきた。8日、M7・1の地震で最大震度6弱を観測した日南市の飫肥城も度々被災。今回、市指定文化財である飫肥城跡の周辺も、城下にある江戸時代の貴重な土蔵の壁の崩落や、御殿「松尾の丸」敷地内で長さ20メートル近い地割れなどの被害を受けた。関係者は「大雨などによる二次被害の恐れもある」と警戒する一方、被害が見えづらい行政未指定の文化財が散逸する懸念も広がっている。
宮崎日日新聞