逮捕の43歳男、事件前に“店舗周辺を周回”か 騒音で近所から苦情…“怒鳴り声”も 中学生殺傷事件
日テレNEWS NNN
福岡県北九州市で起きた中学生の男女殺傷事件で、逮捕された男の関係先から複数の刃物が押収され、中には目撃情報と特徴が似ているものもあることが分かりました。 ◇ 警察署に詰めかけた多くの報道陣。 記者(福岡・小倉南署) 「警察官、そして報道陣の動きも慌ただしくなってきました」 午後2時すぎ、姿を見せたのは、殺人未遂の疑いで19日に逮捕された平原政徳容疑者(43)。険しい表情を崩すことなくまっすぐ車に乗り込んでいきました。 12月14日、福岡県北九州市のファストフード店で起きた、中学3年生の中島咲彩さんと男子中学生が襲われた殺傷事件。 平原容疑者は店から約900メートルの住宅街に住んでいました。現場への移動で使われたとみられるのは、黒のワンボックスカー。平原容疑者は、店内の一部が見える駐車場に車をとめ、十数分、車内で待機した後、犯行に及んだといいますが、20日、捜査関係者への取材で新たに“事件前の行動”が明らかに。
同じ車とみられる車両が事件前、店の周辺を周回する様子が防犯カメラに映っていたというのです。 “通り魔的犯行”とみられた今回の事件。警察は、平原容疑者が事前に機会をうかがっていた可能性もあるとみて調べています。 私たちが話を聞いたのは、逮捕前日、平原容疑者に出前を届けたという、そば店の店長。 「(Q.逮捕前日の様子について)普通の人なら持って行ったら『ありがとう』とか言うけど、無言やったし、動揺したようなオロオロした感じ」 動揺した様子だったという平原容疑者。器の回収の時には… 「インターホン押しても出てこない。警察きたと思って、出ないのでしょうね」
いったいどんな人物なのか。近所の人は… 近隣住民 「マイクで歌を歌ったり大声出したり、今年にはいってひどくなった。誰かに対して怒っている感じ。『おー!』って、人が怒っている感じ」 平原容疑者の家から“怒鳴るような声”が聞こえたといいます。 警察には今年5月と10月、近所に住む人から騒音などの相談が寄せられていました。