転落事故で父親を書類送検 車両内で5人死亡、三重
三重県南伊勢町で昨年10月に海中に沈んだ車両から父子5人の遺体が見つかった事故で、県警は6日、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで、父親=当時(37)=を容疑者死亡のまま書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。 【写真】車が転落し、海中に沈んだとみられる岸壁 車両内で5人死亡
車両は昨年10月15日午前、岸壁から約15メートル離れた水深約5メートルの海底に上下を逆さまにして沈んでいる状態で発見され、中から父親と、いずれも小学生の7~12歳(当時)の子ども4人の遺体が見つかった。現場の岸壁には転落防止の車止めや柵がなく、車両とタイヤ幅が一致するブレーキ痕が残されていた。