「この数週間は本当に特別。これ以上ない選手だ」 大谷翔平7戦6発、ドジャース・ロバーツ監督は称賛コメントやまず
◇22日(日本時間23日)MLB ドジャース7―2エンゼルス(ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平選手は古巣エンゼルスとの第2ラウンドに「1番・DH」で出場。3回に3試合連続となる23号2ランを放った。この日は4打数1安打2打点1四球で打率は3割2分1厘となった。 ◆大谷翔平、3試合連続の23号本塁打!【動画】 ロバーツ監督の表情が、全てを物語っていた。3回。無死一塁で打席に立った大谷は、2ボールからの甘いスライダーを逃さなかった。会心の一撃が右中間席を襲う。140メートル飛ばした打球の行方をベンチで見ていた指揮官は「ワーオ」と叫んだ。 「打球速度的に素晴らしい打球だった。いい眺めだった」。「シティーコネクト」の特別ユニホームを着た「背番号17」は珍しく自賛した。先発で好投したグラスノーは「(大谷が本塁打を打つときは)いつもそうだけど、みんなが『ワーオ』みたいな反応になる。すごく楽しませてくれる」。スーパースターは、ファンだけでなく、味方も魅了する極上のエンターテインメントをこの日も届けた。 今季2度目、通算8度目の3試合連続アーチで、ここ7戦6発。「6月男」はアクセル全開となった。ナ・リーグの本塁打争いで独走し、リーグの首位打者も堅持。ロバーツ監督は「甘いボールがくれば、どこかに強い打球を飛ばすのが今の翔平の状態だ。この数週間は本当に特別。これ以上ない選手だ」。指揮官が連日の称賛コメントを続けている。 前日は一発が勝利につながらなかったが、この日は快勝。古巣との試合で強烈な存在感を見せつけた。打点も7打点差の3位につけ、3冠も射程に。勢いは止まるところを知らない。このまま打ちまくれば、その先にDH初のMVPも視界に入ってくる。
中日スポーツ