歴代2位2億700万円の276キロ「一番マグロ」東京・表参道で解体…6000貫の寿司に 「赤身とトロの食べ比べ」1160円「口の中でとろけて幸せ」
FNNプライムオンライン
最大9連休もきょうが最終日。 東京・豊洲市場で5日朝、新春恒例の「マグロの初競り」が行われ、最も高い「一番マグロ」は史上2番目の高値となる2億700万円で競り落とされました。 【画像】光り輝く「一番マグロ」のお寿司 威勢の良い掛け声とともに次々と競り落とされていくマグロ。 東京・豊洲市場、2025年の初競りで最高値の一番マグロに競り落とされたのは、青森・大間で水揚げされた276kgのクロマグロ。 2億700万円の値がつきました。 記録が残る1999年以降で2番目に高い価格です。 東京・銀座ですし店などを運営する「ONODERA GROUP」と、仲卸の「やま幸」が共同で競り落としました。 この2社による落札は、5年連続です。 オノデラHD・長尾真司社長: 初マグロは縁起物ですので、食べてもらって皆さんがいい一年を過ごせるようになれたらいいな。 やま幸・山口幸隆社長: (競りに出されたマグロの中で)目方とその雰囲気がいいんじゃないかと。これを狙いにいこうと。 一番マグロは、漁師歴25年の竹内正弘さんが津軽海峡で4日午前8時ごろ釣り上げました。 一番マグロを釣り上げた竹内正弘さん: 夢みたい。(あがったときは)これは勝負になるいい魚だと思った。 一番マグロが水揚げされたときの映像では、276kgの巨体がフォークリフトで引き上げられ、場内へと運び込まれる様子が映っていました。 竹内正弘さん: (金額に)びっくりはしたね。高くて気の毒なような気もするけど、おいしくいただいてもらえるとありがたい。 競り落とされた一番マグロは、東京・表参道のすし店へ運ばれました。 大人が数人がかりで車から運び出し、横綱・照ノ富士らも参加して店内へと運び込まれました。 その場で解体された一番マグロからは、約6000貫のすしが握れるということです。 この店舗では、赤身とトロの食べ比べが1160円(税込み)で提供されました。 一番マグロを食べた客は、「口の中でマグロがとろけて幸せでした」「おいしい。すごくおいしいです。新鮮な感じがします」と、味を堪能していました。 店側によりますと、原価は約2万円だということです。