「手稲区に地下鉄延伸を」住民らが秋元札幌市長に要望書 東西線宮の沢駅からJR手稲駅近くを経由して北海道科学大学近くまでの8キロ
北海道放送(株)
人口減少時代を迎える札幌市で地下鉄を延ばすことは可能なのでしょうか。 19日、手稲区の住民らが地下鉄・東西線を延伸するよう秋元市長に要望しました。 札幌市手稲区の住民らは19日、秋元市長を訪ね、地下鉄・東西線を西区の宮の沢駅から、JR手稲駅近くを経由して北海道科学大学のキャンパス近くまで8キロ延ばすよう求める要望書と、およそ2万8000人分の署名を提出しました。 手稲区延伸期成会連合会 平川登美雄会長 「手稲区は医療機関が多く、関係者も多いため、地下鉄延伸は欠かせない地域です」 要望では、手稲区には運転免許試験場などの公共施設や医療機関が多く、地下鉄の利用が見込まれることや、大雪でJRやバスが運休した場合、手稲区内の総合病院の医療スタッフが出勤できないケースが相次いでいることから、地下鉄は必要と結論づけています。 これに対し秋元市長は…。 札幌市 秋元克広市長 「地下鉄の整備には多額の費用を要する。手稲方面にはすでにJRが設置されているので慎重な対応が必要」 国は、地下鉄の延伸などの建設を許可する際、「30年間で累積黒字が達成できること」を一定の目安としていますが、今後、人口減少が見込まれる札幌で、この目安は「高い壁」です。 手稲区延伸期成会連合会 平川登美雄会長 「ちょっと難しいことはあるかもしれません。そういう感覚から離れた考え方で進めていかないと何も進んだ街にならない」 札幌の地下鉄をめぐっては、10区で唯一、JR線も地下鉄も無い清田区の住民らも東豊線の延伸を求めています。
北海道放送(株)
【関連記事】
- 「女装した男性の避妊具なしの行為」が事件の発端、田村瑠奈被告らの公判も見すえた攻防…「おじさんの頭を持って帰ってきた」で、この世の地獄
- 小学生の娘の“BB弾”から夫婦殺傷、控訴審は涙の謝罪で即日結審…「おまえか!どこに傷があるんだ!この野郎」などの“恫喝”主張も1審判決は懲役25年
- 小学校の女性教諭殺害、37歳の元交際相手に求刑上回る懲役21年の判決…「殺した5月3日は“ごみの日”で女性にぴったり、達成感があった」などの暴言
- 交際していた高校教諭の女性殺害、36歳の元同僚の控訴審わずか10分で結審…666回の着信、700万円払っても別れられず「これが終わるために逃げたい、もう、死ぬしかない」
- 死亡した白バイ警官、最高速度100キロの“通達”の中…120キロで直進して衝突、右折のトラック側「高速のバイクの接近を予見し、回避は不可能」