ノーベル平和賞受賞、市長に報告 長崎被災協「活動への激励」
ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)を構成する長崎原爆被災者協議会(長崎被災協)の代表者らが9日、長崎市役所を表敬訪問し、鈴木史朗市長に受賞を報告した。昨年12月にノルウェーで行われた授賞式に出席した田中重光会長(84)が出席し「(被爆80年の)この1年間もう一度死に物狂いで活動してほしいという激励だと思うので、(運動を)頑張りたい」と話した。 鈴木市長は「授賞式で田中さんがメダルを受け取られたとき、感慨深いものがあった」とした上で「ただ、われわれが背負っている宿題の重さをずっしりと感じた。次の世代にいかに引き継いでいくか真剣に考えないといけない」と語った。