韓国LGエナジーをEV需要低迷が直撃、予想外の赤字-株価下落
(ブルームバーグ): 韓国のバッテリーメーカー、LGエナジーソリューションが9日発表した2024年10-12月業績は、予想外の営業赤字となった。電気自動車(EV)の需要低迷による販売不振が響いた。
同社の暫定集計によれば、10-12月の営業損失は2255億ウォン(約245億円)。ブルームバーグがまとめたアナリスト調査では164億ウォンの黒字と見込まれていた。売上高は前年同期比19%減の6兆4500億ウォン。
LGエナジーの株価は業績発表後にソウル市場で一時4%下げ、取引時間中としては先月20日以来の下落率となった。
同社の顧客、米ゼネラル・モーターズ(GM)はEVの生産目標を引き下げた後、自動運転車事業「クルーズ」を打ち切ると発表。
欧州でも物価高騰や一部の国での補助金廃止を背景に、自動車メーカー各社がEV需要の低迷に見舞われている。BMWとメルセデス・ベンツグループは中国勢との競争激化やEV販売の不振を踏まえ、経営陣を入れ替える。
原題:LG Energy Posts Unexpected Loss as EV Demand Slows; Shares Drop (抜粋)
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Heejin Kim