【MLB】メッツがホームズと3年3800万ドルで合意 3年連続20セーブの右腕 先発で起用する方針
フアン・ソトの争奪戦に加わっているメッツだが、フランキー・モンタスに続く先発補強として意外な動きに出た。日本時間12月7日、「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者が報じたところによると、メッツはヤンキースからFAとなっていた救援右腕クレイ・ホームズと3年3800万ドルで合意。先発投手として起用するプランのようだ。なお、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者は、2年目のシーズン終了後にオプトアウトできる権利が設けられていることを報じている。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 現在31歳のホームズは2011年ドラフト9巡目指名でパイレーツに入団。先発投手として育成され、メジャーデビューした2018年は11試合の登板のうち4試合が先発だった。しかし、メジャー2年目以降はリリーフに専念。2021年途中にヤンキースへ移籍すると、一気に才能を開花させ、2022年から3年連続で20セーブ以上を記録したほか、2022年と2024年にはオールスター・ゲームにも選ばれている。 FAを控えた今季は67試合に登板して63イニングを投げ、3勝5敗30セーブ、2ホールド、防御率3.14、68奪三振という成績。自己最多の30セーブを挙げ、2年ぶり2度目のオールスター・ゲーム選出を果たしたものの、後半戦に調子を崩し、最終的にはクローザーの座を剥奪された。セーブ成功率は昨季の88.9%から今季は69.8%まで急降下。セーブ失敗は13度を数えた。 シーズンが終了してFAになると、先発転向プランを持つ球団も含め、多くの球団がホームズに関心を示した。多くのコンテンダーが参戦する争奪戦となっていたが、メッツが3年3800万ドルで獲得に成功。ショーン・マナイア、ルイス・セベリーノ、ホセ・キンタナと3人のローテ投手がFAになったメッツは、ホームズを先発投手として起用するプランのようだ。メッツはモンタスとホームズを獲得し、千賀滉大、デービッド・ピーターソン、ポール・ブラックバーンらとともに先発ローテーションを形成することになる。