選択で大きく変わる! 大学受験で合格率を高める3つの受験戦略を紹介!
受験生の多くは勉強を始めるときに、まず「よし! 英語が苦手だから英単語の参考書を買ってこよう!」「学校の数学の問題集の復習から始めよう!」と、現在の自分の学力に注目して勉強を開始します。しかし、受験勉強は大学入試で出題される問題の内容やレベルを、しっかりと把握した上で進めなければ効率が悪くなります。本記事では合格率を高める受験戦略を3つ紹介し、受験戦略の重要性について解説していきます。私が運営する大学受験専門予備校AXIV ACADEMY(アクシブアカデミー)でも、大切にしている戦略ですので、ぜひ参考にしてみてください。(鈴木優志:アクシブアカデミー 代表) 【試作問題】次の共通テストに新教科「情報」追加! その出題内容は?
志望校選びで勉強の範囲は大きく変わる
志望校選びは、受験勉強の戦略を定める上で非常に重要です。志望する大学が決まれば、どの科目が入試で必要になるのか、逆にどの科目が不要になるのかが決まります。つまり「どの大学を受験するのか」によって、力を入れて勉強すべき科目が変わってくるわけです。 大学入試では国語(現代文、古文、漢文)、社会(地理歴史、公民)、数学(1A、2B、3C)、理科(物理、化学、生物、地学、同様の基礎科目)、英語(外国語)、情報(1)が出題教科で、大学や学部等によって受験科目は異なります。また、情報は2025年度の入試から採用され、対策すべき科目数が多くなっています。 国公立大学の多くは文系・理系を問わず、共通テストにおいて、すべての教科を受験で使います。私立大学の場合は、文系では英語と国語・社会が、理系では英語と数学・理科が出題教科となっているところが一般的です。 ただし国公立も私立も、大学によっては必要となる科目が減少することがあります。たとえば、文系の国公立大学では数学が必須ではなく、理科を必要としない大学もあります。また、教科ごとの配点が異なることもあります。 さらに細かいことをいえば、教科のなかにはより細かな科目に分かれているものがあり、どの科目が出題科目となるのかは、やはり大学ごとに異なってきます。 たとえば数学の科目には「数学1」「数学2」「数学3」「数学A」「数学B」「数学C」があります。理系の大学の入試では、これらすべてが出題科目となっているのが一般的ですが、なかには一部を出題しない大学もあります。国公立大学か私立大学にするか、また文系と理系のどちらにするか、さらにはどの大学を受験するのかによって、出題教科・科目は異なってきます。 こうした違いがあることを十分に意識して、志望大学の出題教科・科目に絞った勉強を計画的に行っていくことが大切です。