プロポーズされた思い出の地・パリでパラリンピック銅メダル 道下美里選手(47)「新しい思い出を作ろうねって言ってパリに来たので、すごく嬉しいです。」
再会してから4年後。ようやく孝幸さんの熱意が伝わり、ついに2人の交際が始まる。道下選手が31歳、孝幸さんが32歳の時だった。 そこから1年も経たずに自然と結婚を決めた2人。結婚直前に2人で旅行したのが、今回のパラリンピックの舞台であるフランス・パリだ。 旅行中、道下選手から改めてプロポーズの言葉を求められた孝幸さんは、凱旋門の屋上で、「人生で一番好きな人と結婚できるなんて本当に幸せです」という言葉を贈った。 2010年1月17日、ふたりは福岡市内で結婚式を挙げた。 ■史上最難関のコース 39キロ地点に凱旋門 パリのコースはパラリンピック史上、最難関だと言われている。 道下美里選手「ジェットコースのようなアップダウンや、コース上には靴がはまってしまうような割れ目があります。路面の悪さは、視覚障がいランナーにとっては本当に厳しい。だからこそ、一つ一つに丁寧に対応しながら、最後はペースを上げるようなレースにしたい」 コースには、夫・孝幸さんから愛の言葉を受け取った凱旋門も、含まれている。 道下美里選手は、「終盤で一番苦しくなる39キロ地点には思い出の凱旋門があるので、パワーをもらえるはず。レース当日は、沿道から夫・孝幸さんやチーム道下の声援もあると思うので、自分らしい走りをしてメダルをつかみたい」と意気込んだ。 ■銅メダル「飛び跳ねて抱き合いました」 そして、迎えたパリの舞台。道下選手は、繰り上げで銅メダルを獲得した。 道下美里選手「みんなで飛び跳ねて抱き合いました。レースは何が起こるかわからないので、絶対あきらめないという思いで前の選手にくらいついていけたことが大きかった。夫、孝幸さんと新しい思い出を作ろうねって言ってパリにきたので、すごく嬉しいです。」 RKB毎日放送 アナウンサー 宮脇憲一
RKB毎日放送
【関連記事】
- 3着の選手が失格で繰り上がり 道下美里選手銅メダル獲得 パリパラ女子視覚障がいマラソン
- 15年以上に及ぶ路上生活と売春 ”睡眠不足になるほど客をとった” 姉への強盗殺人罪に問われた妹(52) 収入はほぼ知人の女に送金と証言 ふたりの不可解な関係
- 「財布がなくなった」女子高校生の相談にゲームセンターの店長がとった”とっさの判断”「靴をみました」
- きっかけは”エアコンのつけ忘れ”「暑い。なんでつけてくれんかったと? 死ね」 発言した男子児童に担任が「一緒に死のうか」 廊下に連れ出し窓際で
- 「言うことを聞かないと殺される」20歳の男が12歳女子児童に性的暴行 通学路で起きた卑劣な犯罪に、判決は懲役6年6か月