36歳マナリノが初戦敗退の危機を乗り越え連覇に臨み「本当にギリギリだった」 [アルマトイ・オープン/テニス]
36歳マナリノが初戦敗退の危機を乗り越え連覇に臨み「本当にギリギリだった」 [アルマトイ・オープン/テニス]
ATPツアー公式戦「アルマトイ・オープン」(ATP250/カザフスタン・アルマトイ/10月14~20日/賞金総額111万7465ドル/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第8シードのアドリアン・マナリノ(フランス)がロマン・サフィウリン(ロシア)に5-7 7-6(4) 6-3で逆転勝利をおさめてタイトル防衛に望みを繋いだ。 ~アルマトイ・オープンで初戦を突破したディフェンディング・チャンピオンのマナリノ選手~ 5-6から初のサービスダウンを喫して第1セットを落としたマナリノは3-5からブレークバックに成功したあともつれ込んだタイブレークを制して第2セットを取り返し、第3セットで5-1とリードすると2度目のサービング・フォー・ザ・マッチをラブゲームでキープして2時間45分で試合を締めくくった。 昨年の大会でタイトルを獲得したマナリノは2020年にも決勝に進出しており、昨年までアスタナで開催されていた同大会での戦績を11勝2敗とした。 「今日の試合は厳しかった。劣勢に立たされ、もう少しで負けるところだった」とマナリノは試合を振り返った。 「わからないけど、少し運に恵まれたから何とか挽回できたのかもしれない。本当にギリギリだった」 36歳のマナリノは次のラウンドで、ジェームズ・ダックワース(オーストラリア)とアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)の勝者と対戦する。 そのほかの試合ではアレクサンダー・シェフチェンコ(カザフスタン)、オットー・ビルタネン(フィンランド)、ガブリエル・ディアロ(カナダ)、予選勝者のアスラン・カラツェフ(ロシア)とダニエル・エバンズ(イギリス)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したベイビット・ズカイェフ(カザフスタン)が2回戦に駒を進めた。 第6シードのジャン・ジジェン(中国)はカラツェフに4-6 6-7(2)で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。 本戦は月曜日から始まっており、前日のシングルスではボルナ・チョリッチ(クロアチア)が第7シードのファビアン・マロジャン(ハンガリー)を6-4 7-6(4)で倒したほかマクシミリアン・マルテレル(ドイツ)とワイルドカードを得て参戦した17歳のジャスティン・エンゲル(ドイツ)が初戦を勝ち上がっていた。
テニスマガジン編集部