能登半島地震で壊滅的被害…対応の限界を吐露「消防への救助要請・通報に対し72件が対応できていない」 石川・珠洲市の泉谷市長 発生72時間を前に支援求める
3日午前に開かれた第6回石川県災害対策本部員会議にリモートで出席した石川県珠洲市の泉谷満寿裕市長は、消防に寄せられた通報や救助の要請に対応できていないことを報告しました。 【写真を見る】能登半島地震で壊滅的被害…対応の限界を吐露「消防への救助要請・通報に対し72件が対応できていない」 石川・珠洲市の泉谷市長 発生72時間を前に支援求める 珠洲市の泉谷市長は会議で「消防に入っている救助の要請や通報に対し72件対応できていない」と報告し、地震発生から2日経った中で対応の限界を明らかにしました。 また災害救助犬の増強については、3日朝に全国からの応援があり、市内で25頭あまりが活動中だとしました。 今後は、警察・消防・自衛隊で市内を3つのエリアに分けて対応する方針を示したうえで、崖崩れなどで到達が困難な珠洲市北部については陸上自衛隊にお願いしたいとしました。 一方で今回の地震の影響で珠洲市では地盤が隆起し、港の水深が非常に浅くなり、大型の海上自衛隊の船舶は接岸できなくなっているとして、物資はゴムボートなどに一度載せ替えて陸揚げするなど工夫して対応するよう求めました。
北陸放送