男の体臭ケアの基礎知識! 知っておきたい「制汗剤の効果的な使い方」
まだまだ暑く、汗をかく日々に気になるのが体臭。男のエチケットとして制汗剤などデオドラント商品の効果的な使い方を学んでいこう! 【写真】脇に効果的なスティックタイプの制汗剤 ■男性の脇が女性よりにおうワケとは!? 暑さで汗をかいて気になるのが体臭。自分には関係ないと思っているアナタ! 「実は、10代から60代の男女の脇のにおいについて弊社が調べたところ、9割の方が脇に、人に感じられる程度のにおいを持っていることがわかりました」 と答えてくれたのは、ギャツビーシリーズなどを展開するマンダムの広報担当者。 というわけで、体臭ケアに欠かせない制汗剤などデオドラント商品の効果的な使い方を、前出のマンダム広報担当者、デオナチュレシリーズなどを展開するシービック広報担当者、抗加齢医学会専門医の近藤千種先生の3人に聞いてみた! 【Q】そもそも汗がにおう原因は? 【A】「よく『汗臭い』といわれますが、実は、汗や皮脂は分泌された直後はにおいません。しかし、時間がたつにつれて皮膚上で汗が皮脂と混ざり合い、さらにその汗や皮脂を常在細菌が代謝することによってにおい物質が発生するのです。 汗や皮脂をごはんにして細菌が食事をし、オナラをするようなイメージです。そのためデオドラント商品では"汗を抑えること(制汗)""肌上の常在細菌を殺すこと(殺菌)"のふたつの方法で体臭の発生を抑えています」(マンダム広報) 【Q】商品選びの際の参考に、制汗と殺菌の有効成分などはあるのですか? 【A】焼きミョウバンは汗腺を引き締めることで発汗を抑えるもの。食べられるものなので安全性が高く、肌への刺激も少ないです。 クロルヒドロキシアルミニウムは塩化アルミニウムを改良したものです。汗の出口にフタをする効果があります。塩化アルミニウムは肌への刺激が強く、赤み、かゆみなどが出ることもありますが、こちらは刺激が少ないです。 フェノールスルホン酸亜鉛はこれも汗腺の収斂作用があり、毛穴など汗が出てくる穴をきゅっと引き締めます。