メジャーが熱視線 「通算355勝のレジェンドと重なる」日本ハムの右腕は
抜群の制球力
パ・リーグは宮城大弥(オリックス)、佐々木朗希(ロッテ)、平良海馬(西武)、伊藤大海(日本ハム)などメジャーが注目する好投手がそろっているが、金村もその一人だ。アメリカで取材するスポーツ紙記者はこう語る。 「アメリカのスカウトが印象に残った投手として、金村の名前を挙げていました。抜群の制球力でスプリット、カットボール、スライダーを操るクオリティーに驚いていましたね。『彼はグレッグ・マダックスみたいだ。すごい投手になるよ』と絶賛していました」 マダックスはメジャー通算355勝をマーク。サイ・ヤング賞を4年連続受賞したほか、最多勝3度、最優秀防御率4度獲得した。抜群の制球力で「精密機械」の異名が。金村も生命線は制球力だ。富士大ではリーグ戦通算36試合登板し、25勝5敗、防御率は0.87で236回1/3を投げて260三振を奪い、与四死球率0.99と圧倒的な安定感を誇った。 プロの世界でも四球から崩れることはない。今季は103回1/3を投げて18四球。抑える術を知っている右腕は誰もが認める大黒柱だ。 写真=BBM
週刊ベースボール